乳がんの分類
乳がんの性質を考えるうえで、次にあげる三つの観点で分類してみましょう。
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【がんの増殖とホルモン】
乳がんの発生にはエストロゲンという女性ホルモンが大きく影響しています。
乳がんの 発生は40歳代に多いとされます。それは、この時期に激減するエストロゲンを少しでも受容しようとエストロゲン受容体が増え、これと結びついたエストロゲンが乳がん細胞の増殖までも促してしまうからなのです。
また高齢や食生活により高脂肪な体になるため、たくさんのエストロゲンが分泌されてしまいます。ですから、ホルモンバランスを崩さない生活が大切になるのです。
【乳がんの組織型分類】
乳がんを組織学的に分類すると、非浸潤がん、浸潤がん、特殊がんと3種類に大別され、この組織型によってそれぞれ悪性度が変わってきます。
乳管の中に広がっているがんを非浸潤がんといい、転移しにくく、しこりを作りにくいという特徴があります。
しこりができにくいので、発見が遅れることもあります。
浸潤がんは、乳管の外にまで広がったがんで、転移しやすいがんです。いずれもマンモグラフィによる発見が有効です。
【悪性度による比較】
乳がんを悪性度で比較する場合、がんが進行しやすいか、転移しやすいかという点を中心にその度合いを判断します。
現在は、病気分類をもとにして悪性度を判断していますが、最近はさらに判断材料が増えているようです。
これはHER2蛋白という増殖因子で、この因子があると悪性の細胞同士が結びついて増殖していくというわけです。
このように、乳がんはさまざまな観点から分類し、治療方法などが決定されているのです。
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